ブレーキを踏んだ時に、キー、ガー、ゴーと異音が出ていませんか?よくブレーキ鳴きとも言われます。
ブレーキ鳴きが出ていたら要注意。ブレーキパット、ブレーキシューが少なくなってるかもしれません。そのまま乗るとブレーキが効かなくなり非常に危険です。
ブレーキ故障やブレーキ鳴きのその他の症状としては、
・ブレーキが深くなった
・画像のようにボディにサビの発生がある
・車が重く感じる(ブレーキ固着)
・サイドブレーキの警告灯が消えない(オイル減少)
・ブレーキを踏むとハンドルがブルブル
・アクセルがモコモコする
等です。
今回の症状は、ブレーキからキー音、その後ゴー音。ブレーキペダルが奥まで入る、深い。です。原因を探して、ブレーキ鳴きの修理を行っていきます。
新品時のブレーキパットの残量は約9㎜、ブレーキローターの残量は約12㎜です。※車種によって厚みは異なります。
車検や、分解整備時はブレーキパットを交換することが多いです。
ブレーキローターは波打ちや、当たり面に錆が発生すると交換対象になります。また、ブレーキ踏んだらハンドルがブルブルする、ブレーキペダルがモコモコするなどの症状が出た時もブレーキローターを交換します。
画像のブレーキパットは非常に危険な状態です。残量が約1㎜ぐらいで使用限度を超えていますが、ブレーキの「効き具合に変化は感じられない」事が多いです。
キー音が出れば気になって点検するのですが、音が出ないと気付かなくて使用限度を超えることもあります。対策としては、定期点検での早期発見、キー音が出たらすぐ整備工場に持ち込むなどです。
新品パットと車両右側パットの比較画像です。床が透けて見えます。
消耗部分が無くなってしまい、パット本体の鉄部分がローターと擦れて減ってしまいました。この状態になるとパットとローターが一気に削れていき、削れた鉄粉がボディに付着すると、サビが発生するんです。
パットとローターが削れると、ブレーキを踏んだ時にゴーやガーといったブレーキ鳴きが起こります。
上から、「危険な状態」、「通常の使用範囲」、「新品」と三枚比べてみました。「危険な状態」ではかなり薄くなっており、割れてもおかしくない状態です。
ここまでくると、ブレーキのピストンが飛び出し、ブレーキオイルが漏れて、ブレーキが効かなくなり非常に危険です。今回は車両の右側が危険な状態でした。
下記の部品を交換させていただき、ブレーキ鳴き修理の完了。
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交換部品
ブレーキパット左右
ブレーキローター左右
ブレーキキャリパーキット左右
ブレーキオイル
その他ご不明な点は、田川市夏吉にあるエムオートまでご相談下さい。
ブレーキ鳴きや、ブレーキ修理で気になる場合はぜひご相談いただければと思います!放置していると危険な状態になるかもしれません。
また田川市だけでなく、飯塚市や直方市、行橋市にお住まいのお客様からのご相談も大歓迎です。ぜひお気軽にご相談下さい。